アロハカワラ版読者の皆様、寒中お見舞い申し上げます。皆様も輝かしい新年をお迎えになられたことと思います。今年も私のハワイでの体験をお伝えしてゆきたいと思いますので、ご愛読いただけますよう、どうぞよろしくお願いいたします。
この導線に爆竹を付け、一度にたくさんの爆竹を鳴らします。 |
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私はハワイに移り住んでから最初の新年を迎えました。今回はハワイの新年の様子を皆様にご紹介しましょう。
大晦日は、仕事仲間で友人でもあるアストン・ワイキキ・サンセット総支配人ダグ・オカダの自宅に招かれ新年のカウントダウンとなりました。
日本では、大晦日は除夜の鐘を聞きながら新年を厳かに迎えますが、ハワイの大晦日は「ファイアークラッカー」と呼ばれる爆竹のような花火を盛大に鳴らし、去る年の厄を祓い、新年の福を迎えます。もともとは中国の伝統であった大晦日の爆竹ですが、今では中国系の人々だけでなく、ハワイの家庭ではどこでもごく一般的な大晦日の習慣になっています。
オカダ家にも家族や友人がおよそ30名ほど集まり、酒を飲みご馳走を食べながら、大人も子供も除夜の鐘の如く夢中になって盛大に花火を楽しみました。
この爆竹は、やたらと音が大きい小型ダイナマイトのような感じの花火で、5mもあるかと思われる長さの自家製クレーンを斜めにして立て、そこに釣り糸をたれるように紐を通し3〜4mほどの長さの連発花火にして火をつけます。鼓膜が破れるのではないかと思うほどの爆音が轟き、きっと私の去年の厄も祓われ、福がやって来てくれたことでしょう。
ご近所のどの家でも花火をしていたので、少し離れたところに止めていた私の車も灰だらけになってしまうほどでした。
明けて元旦の朝。昨夜、灰をかぶった車を洗車しに行こうと外を見ると、あいにくの雨のお正月となりました。でも逆にこれは好都合?と考え、外をドライブしながら自然洗車?することにし、まずは初詣に出かけました。
ホノルルのチャイナタウン周辺はかつて日本人街があった地区のため、いくつかの神社があります。中でも比較的分かりやすい場所にある出雲大社にお参りしようと出かけて見ました。ところが、あたりは日本の新年と変わらず、初詣の参拝客と車でごったがえしており、その上、外は雨。傘も持ってきていないし、お参りはまた今度にしようと考え直し、車上から神様にお祈りし、この日はカネオヘの街までドライブして参りました。
さて、年も開け新年早々、やっと妻もハワイにやってきましたので、改めて初詣にハワイ出雲大社に出かけてきました。写真をご覧いただくとお気づきの方もいらっしゃるかもしれませんが、島根県の出雲大社のしめ縄と同じ形の立派なしめ縄が飾られていました。
今年も、ハワイでの新しい発見と苦悩をお伝えできればと思っていますので、お楽しみに!
(2005年1月20日)
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