モンスター・ビバ! ツアー・エキスポ2008
関西では、ゴールデンウィークは天気にも恵まれ、まるで夏のように暑い日もあったほど! その中でも、たくさんの方にお越しいただき、熱気に包まれていたのが、毎年この時期にインテックス大阪で開催される恒例のツアー・エキスポでした。旅行関連の展示の他にも、「日本全国美味いもんフェア」や「フリー・マーケット」などが同時に開催されるので、家族連れで一日たっぷり楽しめるイベントです。この旅行博では、世界のブースのほかにも、日本国内の観光ブースなどが多数出展しており、旅行好きにはたまらない3日間です。興味がある地域の情報が一気に集められますし、普段なかなか見る事ができない民族衣装や、ステージで行われる各国のパフォーマンスを楽しむこともできるので、まさに大阪にいながら世界中を旅したような気分に浸ることができました!
今回、ハワイ州観光局は、来場された方々にハワイの魅力を知っていただくべく、会場内にブースを設置し、ハワイ旅行に役立つ資料などを配布しました。大型連休中だけあって、ブースに立ち寄られた方の中には「今夜の便でハワイへ行ってきます!」という羨ましい方もいらっしゃいました。その他にも、ご家族連やシニアのご夫婦で「またハワイに行きたいね!」と立ち寄られる方も多く、幅広い世代から支持される観光地であることを再確認しました。「ハワイはいつ行っても気持ちがいいし、新しい発見がある」という声も聞かれました。ハワイ州観光局が作成している資料の中でも、ネイバーアイランドのパンフレットを手に取られる方も多くいらっしゃいました。「オアフにはもう何度も行ったから、そろそろネイバーアイランドでゆっくりするのも良いかも」という方や、「トレッキングやフラに興味があるので、自然が美しい隣島に足を伸ばしたい」という方も。これからは、「何か目的を持って渡航し、その土地が持つ独特の自然や歴史に深く触れる旅」が好まれるようです。
ツアー・エキスポ2008初日の5月3日(土)は、ハワイ州観光局が誘致したミュージシャンやフラ・ダンサーによる特別パフォーマンスも会場外のステージで行われました。イベント開催中、パフォーマンスはこの一度だけだったので、見逃さないようにと多くの方がステージの前に集まり、本場ハワイのパフォーマンスを楽しみました。まず登場したのは、ホラ貝を吹きながら登場したカネ(男性)・ダンサー。力強いカヒコで幕を開けたステージは、その後、ベテラン・ダンサーのジャッキーの登場で、その美しさに観客の皆さんからため息が聞こえてきました。黒いベルベットのドレスに長いシェル・レイが映えていました。よくある明るいハワイアン・プリントではなく、エレガントなドレスを選ぶところがさすが!という感じですね。ジャッキーの美しいフラを堪能した後は、元気なカネ・ダンサー2名によるアウアナが披露され、最後にはジャッキーも加わり、3人の楽しいダンスを見ることができました。ショーの途中で、バンドが、スラック・キー・ギターの腕前を披露する場面も。会場から大きな拍手が贈られました。
最後はジャッキーとカネ・ダンサー3名がアウアナで締めくくりました |
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フラ・ショーの後は、ハワイでも大人気のマノアDNAが登場しました! お父さんのDaddy、息子のNickとAlexで構成されるこのバンドは度々来日しているので、読者の皆さんの中にもファンの方がたくさんいらっしゃるかもしれませんね。今年のハワイ州観光局のイメージソング「Discover Aloha With Me」を歌っているのも彼らです。さすがに親子だけあって、ハーモニーもばっちり。2005年にバンド結成以来これまでに2枚のアルバムを発表し、2007年度のハワイ・ミュージック・アワードのアダルト・コンテポラリー・アルバム大賞も受賞しています。実は私もこれまで何回か彼らのステージを見ているのですが、数年前に比べて日本語にさらに磨きがかかり(?)びっくり。日本食大好きな3人は、特にラーメンや「世界のやまちゃん」の手羽先が大好きだとか。途中、ミス・ハワイが登場し、マノアDNAの歌声に合わせて美しいフラを披露してくれました。ゴールデンウィーク前半はお台場のハワイフェスティバルに出演し、ツアー・エキスポでのショーを終えたあとは、広島に移動した多忙な彼ら。今夏再び来日する予定なので、ぜひその美しいハーモニーを聴きに出かけてくださいね!
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屋内会場のハワイ・ブース内で特に大人気だったのが、クロシェット・レイ・メイキング体験。オアフ島からこのイベントのために来日したハラダ夫妻は、とっても仲良し。「お二人の写真を撮らせてください!」とお願いしたら、二人でぴったりくっついて笑顔でポーズを決めてくれました。ハラダさんは、医療関係の仕事に携わる傍ら、趣味のレイ・メイキングが高じてパート・タイムの仕事にしてしまい、現在は「U‘I MAU A MAU」というお店で教えているそうです。優しくて穏やかな雰囲気のご主人は、そんなハラダさんをサポートして、イベントではせっせとリボンをカットしていました。作り方はとっても簡単で、ストローの中に芯になるリボンを通したものを用意し、ベースになるグリーンとピンクや紫などのリボンをグルグルとストローに巻きつけていきます。今回は、必要な材料が予め全てバスケットにセットしてあったので、参加者の方はすぐにレイ・メイキングに取り掛かることができました。ひたすらストローにリボンを巻いていくだけという作業なので、あっという間に完成しますし、手芸慣れしていない男性や子供でも楽に作ることができます。それぞれの島にテーマカラーがあるので、自分の好きな島や特別な思い出がある島の色を選んでもよいでしょう。例えば、ハワイ島はオヒア・レフアの赤、カウアイ島はロケラニのピンクです。完成したレイは、簡単な作業からは想像できないほど豪華! 皆さん完成したレイを早速に身に着け、嬉しそうにブースを後にされて行きました。私も、昨年のヨコハマ・ハワイイフェスティバルにも来日されていたのですが、その時に作ったレイは、今でもお気に入りで、たまに取り出しては、柔らかい肌触りにうっとりしてしまいます。「日本の皆さんはとても器用だから、すぐにマスターしてしまうのよ」と、ハラダさん。この日に履いていたサンダルのストラップ部分にも、リボンを巻いていて、そのアイデアにはびっくりしてしまいました。参加された皆さんからも「かわいい!」と大好評でしたよ。他にもカゴバッグの縁にぐるりとリボンを巻いていたり、基本的な作り方を覚え、材料さえあればいくらでもアレンジして、身の回りをオリジナルのハワイアン・テイストの小物でいっぱいすることもできますね。材料は全てハワイから持ってきたもので数に限りがあったため、残念ながら今回はレッスンに参加できなかった方が沢山いたようです。ハラダさんは今年7月に横浜で開かれる「ヨコハマ・ハワイイ・フェスティバル」のために来日される予定だそうです。
ストラップにもリボンを巻きつければ、ハワイアンなサンダルの出来上がり! |
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ハラダ夫妻がハワイから持って来られたクロシェット・レイの材料とククイのレイ |
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これから夏に向けて日本各地でハワイ関連のイベントが多く開催されます。気軽にハワイのエンターテイメントやショッピングが楽しみめるチャンスですね。詳しくは、ハワイ州観光局のウェブサイトでも紹介しているので、ぜひチェックしてみてくださいね。日本でハワイ気分も良いですが、でもやっぱりハワイに行きたいですよね!夏休みの予定はもう決まりましたか? まだの方は、ぜひハワイへ! 今ならまだ間に合いますよ!
(掲載日:2008年5月15日)
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